うちのまめちゃん

まめちゃん

ブログに書くべきことなのか迷ったのですが

多くの患者さんから聞かれるのでここに記しておきたいと思います。

去る7月7日、七夕の日に

我が家のまめちゃんが月に帰ってしまいました。

11歳、十分に生きてくれたと思います。

牧草を意地でも食べず

何度も急性・慢性鬱滞をくりかえしつつ

歯もしょっちゅう削り

試行錯誤しながら治療して

なんだかんだで11歳でした。

   

この経験や処方、治療法などは

今当院で通われているうさぎさんたちに

確かに還元されているのです。

そういう意味ではたくさんのうさぎさんの命を救っていた子でもありました。

変な話ですが

正直こういう仕事をしていると感覚が麻痺していて、

もう悲しいとか無いんじゃないかと思っていましたが

恥ずかしながらジャンジャン涙が出てきて、

まだこういう感情が残っていたのかと驚きでもありました。

それでもこういうお仕事ですから

目が涙でぼやけつつ

死因を調べました。

「組織球性肉腫」

でした。

要するにリンパ腫のような

全身性の血液の癌です。

バーニーズマウンテンドッグなどで

有名ですが

ウサギでは非常にめずらしく

ほとんど報告がありません。

組織球性肉腫、

特にウサギのとなる治療法はなく、

どうにもならない病気でした。

実際体調が変になってから1週間ほどで

旅立ってしまいました。

癌というのは細胞分裂のエラーからおこる

ものですから、

これはもはや寿命といっても良いのかもしれません。

     

悲しい報告でしたが

逆に患者さんのウサギさんたちを

膝に乗せて診察していると、

「君たちはもっと生きるんだよ」

となにやら優しい気持ちが前より湧いてきてしまいます。

病院にはまだ若いラムちゃんもいますし

これからも皆様どうぞよろしくお願いいたします。

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