カメは10歳以上とか普通に生きるため
愛着もひとしおな飼い主さんも多いペットです。
そんな中で
「健康診断をしてほしい」
といわれることがよくあります。
カメで健康診断‥
血液検査?超音波?レントゲン?
全て行うことができますが、
一番おすすめなのが
飼い始めてすぐなら
「便検査」
ある程度長く飼っているなら
「レントゲン検査」
です!!
血液検査は爬虫類の場合
犬猫などと違い
変動の幅がめちゃくちゃ大きく、
早期に病気を見つけるためには
あまり有効ではありません。
また超音波検査は卵胞の有無を調べるにはとても良い検査ですが第二の選択肢といった感じです。
便検査についてはまた別の機会にお話しします。
今回はなぜやや育ったカメの
「レントゲン検査」
が健康診断としてはおすすめなのか解説します。
まず画像検査というのは「得意なもの」が決まっています。
超音波検査は
柔らかい臓器、水、血流や心臓や胃腸などの動きをみるのが得意です。
ただ硬いものやガスは弾かれてしまい見えません。
また当てられる表面が滑らかで柔らかくないと検査ができません。必然的にカメではほぼ大腿の付け根から当てるポジション一択になりみれる範囲が狭いのです。
対して
レントゲン検査は
骨や異物などの硬いもの、
肺や消化管ガスなどの描出が得意です。
胃腸などは造影剤を使わないとよく見えません。
また全身をくまなく検査することができ
カメの場合そう暴れないので簡単に撮影ができます。
卵の場合↓のように何個あるかをみることができます。
またリクガメに多い膀胱結石はこんな感じに見えます。
以上より
カメに多い
「卵詰まり」
「膀胱結石」
「肺炎」
などの検出にはレントゲン検査が
とても有効です。
もしお家で長く飼われているカメさん
もう数年飼ってるし
ちょっと何かないか気になるな‥
という方は
ぜひご相談ください。
屶網