新しい家族をお迎えされたら、
健康診断をしましょう!
最近はお店でも
簡単な健康診断をした
状態で売られていますが
「完全に何も病気を持ってない」
「寄生虫や病原体なし」
というのは無理があります。
そこまでショップに求めるのは
たいへん酷なことです。
ネッシーがいないことを証明するのはとても難しいのです。
そこでお迎えしたらまず
便検査などの健康診断や
飼育のご相談をしていただいて
長く健康で楽しいペットとの生活を送りましょう!
まず健康診断で、
・便検査
・全身状態(皮膚や歯)の確認
がおすすめです
◎例えばハムスターの場合
◯便検査
ジアルジア、トリコモナスなどの鞭毛虫、蟯虫や条虫などさまざまな消化管内寄生虫が確認されることがあります。
それらが成長不良や軟便を起こしていたりするので、何度か確認しておくのがおすすめです。
寄生虫というものは感染してから検出されるまで数日から数週間のタイムラグがあります(プレパテントピリオドといいます)。
また昨日の便にはいるけど
今日の便にはいない、
便の端っこにはいるけど反対側にはいない
なんていうことがよくあるので
複数回の検査が必要になります。
◯歯科
ハムスターは前歯がひたすら伸び続けるため、変な方向に曲がって生えてしまうとうまく摩耗させることができません。
パピルサというイノシシのように
ぐるっと回って上顎に刺さって体表に出てくることすらあります。
こういう個体は定期的に歯を切る必要があります。
◯皮膚
皮膚が赤い、掻いてる、脱毛
の症状がある際は
顕微鏡での検査がおすすめです。
イエダニやニキビダニといわれる寄生虫によるものや
床材など生活環境、細菌や糸状菌などの感染、(アレルギーや腫瘍)などです。
以上、簡単に説明しましたが
いずれも初期に治療すれば比較的簡単に完治が望めるものばかりなのでぜひ検診をお勧めします。
屶網