小林製薬で作られていた紅麹加工品に腎不全を起こす物質が含まれていた可能性がある事件。
まだ真相もよくわかっていませんが透析が必要なレベルとなると本当に大変なことだと思います。
さてこの紅麹色素はかなり色々な製品に含まれているとのことです。
僕が先週一袋食べてしまったパイン飴にも入っているそうです(おそらく小林製薬のものではない)。
動物病院的に一番気になったのは
「ちゅーる」
です。
猫ちゃんの経口投薬の救世主になったり
荒い子を強く保定することなくWin-Winで採血できたり
何も食べてくれない老犬や老猫がちゅーるだけはたべてくれてたり。
コネット動物病院でもかなり活躍しています。
このちゅーるのほとんどに紅麹色素が含まれています。
おや??大丈夫かな?とおもったのですが
いなば食品が安全であると提示しました。
https://www.inaba-petfood.co.jp/topics/detail/1114
この紅麹は小林製薬製ではないので問題ないとのことです。
ひとまず安心といえそうです。
いずれにせよまだ不確定な事件ですので注視していこうと思います。
ちなみにいなば食品は私が大昔面接を受けた時に
屶「御社のシーチキンには昔からお世話になって!」
面接官「うちのはライトツナだよ」
というポカをやらかしたことでとっても印象深いのです。
それはさておき
今回の事件での教訓の一つは
「サプリメントは決して安心安全ではない」
ということです。
様々な安全試験により作用副作用がとてもよく調べられている「薬」と違い
サプリには厳密な試験がなくメーカーのいいことばかりが書いてあります。
副作用が堂々と羅列されているサプリをみたことがあるでしょうか。
実際私もかつて
わんちゃんに、あるサプリの試供品を差し上げたところ、血小板減少による紫斑病という重い副作用が起きるといったことも経験しています。
幸いその子はなんとか軽快しましたがサプリだからといって油断はできないんだ‥と痛く反省した次第です。
サプリも薬と同様、万能は無し。
メリットデメリットを考えながら
身体をちゃんとモニターしながら
使うべきだと考えます。
屶網